こんにちは、サンコーです。

早いものでもう6月も後半、すぐに夏がやってきますね。

　

そんなことを同僚たちとお話ししていましたら、いよいよ来年行われる東京オリンピックのチケットの抽選が先日ありましたね！

　

当たった方いらっしゃいましたら自慢しに来てください！笑

　

さてそんなわけで本日は、知っておくと東京オリンピックが2倍楽しくなる？メダルに関する豆知識のお話です。

　

貴金属を取り扱うサンコー目線でのお話しになってしまいますがお付き合いください。笑

金メダル

アスリートの方が目指すのはやはり金メダルですよね。

　

この瞬間のために何千という時間を、もしかしたら子供のころから、他の子供らしい遊びはせずに費やしてきたのですものね。

その血のにじむような努力や苦労が実を結び、何億という人が見ている中で表彰台に上がれるという喜びは計り知れないものだと思います。

　

いつかわたしも笑顔でメダルをかじってるところにバシャバシャとフラッシュを焚かれて号外に載りたいものです（わたしは全くの運動音痴ですが）！

　

さて、この金メダルをかじるおなじみのポーズですが。

　

昔、商人たちが金貨で取引をしていた際に、金貨をかじって本物の金かどうか確かめていた慣習の名残と言われています。

　

金の硬度は2.5、歯のエナメル質の硬度は5と金の方が柔らかいためです。

柔らかく、噛んで傷がつけば金ということですね。

　

しかしこの金メダル、実は純金じゃないってご存知でしたか？

金メダルはほとんど銀メダル！？

開催国が用意することになっているメダルですが、

　

何百枚というメダルが必要になるためすべてを純金で賄うと財政が大変になってしまうということで、今は銀メダルに金メッキをかけたものが使用されています。

　

どんな割合、大きさでメダルを作るかは開催国の裁量に任されていますが、IOC（国際オリンピック協会）により以下のような最低ラインの基準が設けられております。

　

・土台がスターリングシルバー（銀の含有率92.5％）であること

・最低でも6ｇ以上の純金メッキを施すこと

・ メダルは少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリでなければならない

　

とされています。噛んだら少し柔らかいくらいには金でおおわれているのでしょうか？身近にメダリストがいないので確かめられず残念ですね。。。

　

ちなみに日本が初出場を果たした1912年のストックホルム大会までは中も純金でメダルが作られていたそうです！

　

年々大きくなっているメダルのサイズですが、これを純金にしてしまうとかなりの重量になってしまうので、そのあたりの配慮もあるのかもしれませんね。

　

日本のメダルラッシュに沸いた去年の平昌オリンピックのメダルはオリンピック史上もっとも「重い」メダルだと話題になっていましたね。

　

まだ東京オリンピックのメダルのビジュアルは発表になっていませんが今から楽しみですね♪

銀メダル・銅メダル

銀メダルは金メダルの土台にもなっているスターリング・シルバー（含有率）92.5％の銀で作るようルールが制定されており、

　

銅メダルは97％が銅、2.5％が亜鉛、0.5％が錫、という合金です。

　

銀メダルをつけたまま温泉に入ったら真っ黒になってしまうし、銅メダルを放っておくと酸化して緑青が出てしまうということですね。

貴金属としてのメダル

野暮な話だとは分かっているのですが、ロンドンオリンピック当時の相場からメダルの原価を計算すると…

　

・金メダル…約45000円

・銀メダル…約22500円

・銅メダル…約300円

　

になってしまいました。知らなかった方がよかったです。

　

あくまでこれは原価として、貴金属という素材で見たときの価格です！

　

勝ち取ったメダルにはもちろんプライスレスな価値がありますので…。

　

貴金属・色石はサンコーへお持ちください

まだ先だと思っているとあっという間に来るんだろうなぁ…。

　

今からワクワクしますねぇ！

　

その頃の金の相場とかどうなっているんだろう…とか考えてしまうのは宝飾業界に身を置いている性ですね。笑

　

サンコー鑑定士でした！次回もまた楽しい話題をお届けできればと思います。