こんにちは！サンコーです。

　

暑い日が続いていますね…。

　

でも去年に比べるとだいぶ過ごしやすい気がしてしまうのは私だけでしょうか？

以前、来る2020年の東京オリンピックのメダルについての記事を書きましたが（こちらから読むことができます）、

7月24日にメダルのデザインが発表されていましたので、こちらでもご紹介いたします。

オリンピック入賞メダルデザイン

こちらがこの度の入賞メダルのデザインです。

　

「光や輝き」をテーマとしています。

　

栄光をつかむまでのアスリートの方々の日々の努力に着目し、そこに至るまでの研鑽を「原石を磨く」行為や周りで支えている人々のエネルギーになぞらえ、無数の光を反射しさまざまな輝きを示すデザインなんだそうです。

　

またこちらのデザインは、「多様性」も描いており「世界中の人々が手をつなぎ輪になっている様子」でもあるんだそうです。

こちらはオモテ面。

　

おもて面のデザインは、国際オリンピック委員会により、パナシナイコスタジアムに立つ勝利の女神ニケ像、東京2020オリンピック競技大会の正式名称およびオリンピックシンボルの要素を含めた構図と規定されているんだとか。

　

重さは
金：約556ｇ　銀：約550ｇ　銅：約450ｇ 。

　

以前のブログで、金メダルはスターリングシルバーのメダルに最低6ｇ以上の金メッキをかけたものでなくてはならない、というルールがあるとお話しましたが、重さを見れば一目瞭然ですね。

　

今回のメダルにはきっちり6ｇの金メッキが施されているようです。

側面には競技名などが刻印される予定なんだとか。

リボンはメダルの上部に埋め込む方式です。

　

パラリンピックのメダルのデザインは今月25日発表とのことなので、またお伝えいたします！

今回のメダルと言えば…

今回の入賞メダルと言えば、オリンピック・パラリンピック史上初の試みとなる、使用済の携帯電話や小型家電から金属を抽出し入賞メダルを作るというプロジェクトが話題になっていましたね。

　

一度の開催で金・銀・銅併せて約5000個ものメダルが必要になるのですが、何とその枚数すべてをまかなうことができるほどの金属量が回収できたようです。

　

自分の持っていた金属がメダルとなってアスリートの誰かの首にかけられる…とても素敵なプロジェクトですよね！

　

さて、メダルの原料となる金属が含まれた携帯電話や小型家電ですが、携帯ショップなど全国各地で回収をしていましたね。

　

その後どうなるかというと…

回収された携帯電話や家電は分別・分解をされたあと

「精錬」という作業により不純物を取り除き、金を抽出されます。

その工程は果てしなく、溶解、転炉、精製、電気分解…などさまざまな道のりを経て純度を上げてやっと金や銀に生まれ変わるのです。

　

メダルを獲られるアスリートの方々には、ぜひこの過程も踏まえたメダルの重みをしっかりと感じてほしいですね！

来年が楽しみですね！

まだ先だと思っていたらもう1年切ってしまったので、きっとあっという間にその日を迎えてしまいそうです。

　

これからも、知っているとオリンピック観戦がより楽しくなる豆知識をジュエリー・貴金属専門店の目線からお届けできればと思います。

　

サンコー鑑定士でした！